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学芸大学附属竹早小学校に合格する

2度の抽選

都内に6校ある国立小学校はすべて入学者を選出する過程で抽選をおこないます。

学芸大学附属小は4校ありますが、竹早小は検査の前後に2回の抽選があり、合格には運も必要となります。

一次抽選・二次試験・最終抽選の順に倍率を並べてみると、竹早小の場合は男女でも若干の差がありますが、例年3倍→8倍前後→約2.5倍となります。2020年度入試では、抽選通過率が変わり、二次試験に臨める受験生は出願者のうち男女15%でした。抽選での運はもちろんですが、試験を突破する実力がなくては最終合格まではたどりつかないことがわかります。必要なのは確かな実力と少しの運ということでしょうか。


入試の流れ

例年8月末から9月中旬の期間内に、説明会と願書配布が他の国立に先駆けて行われます。願書配布期間は3日間しかないため、うっかり取り忘れることがないようにしましょう。竹早小に限らず、国立は期日や時間については非常にシビアです。公正な入試を行うため、例外は一切認められません。2021年度入試ではコロナ禍により説明会は中止となりました。

9月末から10月頭で一次の出願、その2週間後の10月半ばに一次抽選となります。

コロナ前の2019年入試データを分析してみると、男児志願者1,248名中28%、女児は1,163名のうち30%が第一次抽選を通過しました。つまり、抽選を通過するのは、男女それぞれおよそ350名ということになります。抽選通過者には二次の願書が交付され、数日後に提出しますが、その際の受付順がそのまま受付番号になります。

二次試験は男⇒女の順に別日程でそれぞれ1日のみで実施されます。一番早いグループは午前8時半、最終グループは午後2時半ぐらいからの試験となります。25名ずつのグループで、指定の集合時刻に集合して、行動観察、グループ活動、親子面接・親子活動などの試験を受けます。ペーパーテストはありません。対策が立てづらい、どこをみるのかわからないという声を聞きますが、学校がみているのは受験生の主体性、それを育てようとする保護者の姿勢ではないでしょうか。
通過された方は最後の抽選です。例年「カード形式」と呼ばれる方法でおこないます。これは二次合格者が番号のついたカードを次々に引いていき、最後に残ったカードの次の番号から連番で合格者が決まるというものです。カードはあらかじめ一枚多く抽選箱にセットされているというわけです。


親子面接

2012年度から始まった親子面接は、同室で保護者と受験生が別々に面接を受けるシステムです。保護者は国立小学校としての役割を理解していることを伝えましょう。受験生は単語ではなく、文章の形でしっかりお話しできるよう練習しておきましょう。その後の親子活動ではお話づくりや道具を使った遊びなどが行われます。受験生が主体となって会話を豊富にして遊べるとよいでしょう。※2020年入試でも例年と同じような質問でした。
質問例:受験生
@お名前を教えてください。
A今日は誰とどうやってここまで来ましたか。
B今一番欲しいものはなんですか。
C今一番行きたい場所はどこですか。

質問例:保護者
@学校案内はお読みになりましたか。
A学校案内に記載されている○○についてどう思いますか。
Bお子さまが今一番欲しいものはなんですか。⇒発展した質問へ
お子さまが今一番行きたい場所はどこですか。⇒発展した質問へ
※終了後に子どもと合流して親子活動を実施



親子活動

先に面接が終了した受験生(子)と先生が遊んでいる場所に保護者が合流し、親子活動の遊び方を受験生が親に説明をしてから親子活動が始まります。遊ぶ時間は短く、竹早小が求める「自主性」「子どもありき」の点から考えると、覚えたルールを自分の言葉で分かりやすく伝えて、素早く活動に取り組めるかがポイントです。普段の生活でレゴやお人形などで一緒に遊ぶのとは違うため、しっかりと入試形式で親子活動の対策をしておいてください。※2020年入試でも出題されています。

受験生から親に伝える親子活動のルール説明例
・ジャンケンをして勝った人が用意された紙に書かれてある16マスのどれかに○を描き、終了時に印の数が多かった人の勝ち
・紙に描かれてあるイラストを使ってお話を考える。
・一人がカードに描かれてある絵を見て、その絵の動きを体で表現して、もう一人にに当ててもらう。
・ロープと他の道具を使った遊びを考えて一緒に遊ぶ 他



行動観察

行動観察はいくつかの遊具があり、自由に遊ぶというものです。集中してひとつの遊具で遊ぶ子、いくつかの遊具で少しずつ遊ぶ子、いずれも合格しているので、受験生の性格をみているものと考えられます。それ以上に大切なのは、自由遊びの前に用意された遊具の使い方、遊び方を説明する時間があるのですが、そこでしっかり話を聞いて、ルールを守って遊ぶことです。

遊びの例
・お手玉積み…紙皿の上にお手玉をどんどん積んで高くする。
・お手玉運び…一人1つのスプーンを持ってお手玉を隣の子のスプーンに移動していく。
・輪ゴム運び…割り箸に輪ゴムをかけて隣の子に渡していく。
・積み木積み…集まった子どもたちで積み木をできるだけ高く積み上げていく。
・しりとり…集まった子どもたちで順番にしりとりをしていく。
・アスレチック…平均台→空気が抜かれてあるボール→マットの上をバランスを取りながら歩いていく。
・ごっこ遊び…集まった子どもたちでごっこ遊び(電車・おままごとなど)をする。


竹早小の合格対策は

ペーパーがないので、学力は必要ないかというとそうではありません。過去にはカードを使ってグループ審査を実施した年もありますし、親子活動で出題された生き物についてのなぞなぞを出し合う問題などは知識や表現力のあるなしで大きく差がつくところでしょう。

絵本の読み聞かせや自然体験などペーパー以外の学習も大切にしながら毎日を過ごすことが大切です。そして知識の確認などではペーパーも有効に使いながら準備を進めていきましょう。



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